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わくわく、まとめ。

自然豊かで開放的な「MOA美術館」で、 日本の伝統に触れ、芸術を楽しむ。
体験
レポート
更新日:2020年07月31日

自然豊かで開放的な「MOA美術館」で、 日本の伝統に触れ、芸術を楽しむ。

相模灘を見渡す高台に建つ「海の見える美術館」。国宝3点、重要文化財67点を含む約3500点が展示されています。熱海駅からバスで約7分ほど。非常に開放的で、何でも作品がどれもこれも美しいんだとか。美しいものには目がない、ユカとカナコが素人目線で美術館を展観してきます!

これから出会う芸術に、少し緊張ぎみのユカとカナコ。まずはオシャレな看板と一緒にハイポーズ。それではみなさん、いってきます!

長いエスカレーターを登ると共に、期待値も上昇!万華鏡の移りゆく作品に感動する事間違いなし。

受付を終え、エントランスに入ると…目の前には長いエスカレーター。7基全て合わせると、その距離なんと200m。薄暗い照明が作り出す雰囲気と、天井や壁に映し出される光のグラデーションが、なんとも幻想的です。

エスカレーターを乗継ぎ、円形ホールへ到着。見上げると、天井一面を使って映し出される大きな万華鏡。少しづつ形を変える作品。「あぁ…ずっと見ていられる」今ここにしかない、一期一会の映像に、心打たれるユカとカナコ。

地上に出ると…思わず叫びたくなるほどの絶景が目の前に。

「うわぁーっ!!!キレイ!」相模灘と熱海が一望できる絶景に、思わず叫ばずにはいられません。高台にあるからこそ見える景色にしばし足を止め感動する二人。

一番眺めの良さそうな場所には、イギリスの彫刻家ヘンリー・ムアの「王と王妃」という作品が展示されています。あれ、なんか穏やかな表情してるような気がする!なんて話もしながら、ちゃっかり隣に並んで記念写真♪

そして、この建物が美術館の本館です。いたってシンプル。淡いブラウンの石で統一された外観から、温かみが伝わります。青空と、広大な自然に、四角い建物。一体感がスゴイ。

本館に進むまでの道のりだけでも、見どころ満載。熱海の景色はもちろんですが、自然がとても豊かで、春には桜が、秋には紅葉が。そんな情景が楽しめるのもいいですね。何より、建物を含めた空間が芸術的で、非常に開放的です。

いよいよ本館。重厚感のある扉の向こうには、心が震える作品との出会いが待っていました。

ようやく本館到着です。どんな作品と出会えるのか、わくわくドキドキ♪

まずは能楽堂へ。
日本の伝統芸能を紹介する目的として設置された能楽堂。実際に定期的な演能会の他、音楽会にも使用されており、席には同時通訳の設備もついているそうです。パリっとした空気と、暖色の照明がとても心地よい空間でした。

そして、展示室を展観。作品の素晴らしさはもちろんですが、写真でお分かり頂けるように、非常に広いスペースに展示されております。ひとつひとつ、それぞれの作品に合った展示方法。そのため、存分に作品を堪能する事が出来ました。

中でも印象的な作品は、もちろんコレ。国宝「色絵藤花文茶壺」野々村仁清氏の作品。深みのある黒漆喰を使用した壁で囲まれた場所に、この一点のみ展示されています。やはり、存在感がスゴイ。作られた人の想い、そして沢山の人々を魅了した作品のエネルギーを非常に強く感じ、すっかり魅了されるユカとカナコ。

あぁ…芸術って、パワーだ。

展示室を一通り見終わり、1Fにある「the cafe」でしばしの休憩です。全面ガラス張りの窓が、まるで額縁のように、美しい景色が目に飛び込んできます。熱海を一望できる場所で珈琲を飲みながら作品の世界に浸る。この上ない贅沢なひと時です。

日本文化体験。良い着物を着て、生活の中に芸術を取り込む。

事前に予約をしておいた「きもの体験」まず案内されたのは、普段は入る事のできない、「光琳屋敷」。このお屋敷に入りたいという理由だけで、きもの体験をご予約されるお客様も多いそうです。中に入ると、着物を着たステキなスタッフさん。着物で散策出来る場所や、着物の扱い方等の説明を受けます。

※2020年8月現在 「きもの体験」はお休み中です。

綺麗に並んだ着物を見ているだけでも、とても晴れやかな気持ちになります。悩んでなかなか決められないユカとカナコ。これも可愛い…あれも可愛い…と、着物を選んでいる時間もとっても楽しい。スタッフさんのアドバイスもあって、ようやくこの2セットに決まりました♪

着物に袖を通すと、しっかりとした生地の重み、絹の柔らかさ、さらっとした触り心地。素人でも、とても良い着物だという事がよくわかります。

こんなにキレイに着付けて頂きました♪スタッフさんからの「お似合いですよ~」という言葉に嬉しくなった二人は、縁側に座って気分上々で撮影!かわいいでしょう?笑

さっそく、「茶室 白餡」でお抹茶とお菓子をいただきました。華やかな着物を着たら、心まで華やかになったユカとカナコ。普段より、所作も女性らしく、清らかになったように感じます。

お茶席でのマナーに戸惑ったりもしたけれど、「美味しく飲んで頂ければいいんですよ」とスタッフさん。お茶菓子の後のお抹茶って…お、美味しい~!!!と、思わず見合わせてニッコリ笑顔。着物を着て飲むだけで、こんなに違うんですね!

再度、展示室へ。着物で展観する事が出来るのも嬉しい!一度見た作品の美しさが、さっきよりも心にスっと浸透する。見る人の心によって、見える物の見え方も変わる。それもまた芸術の醍醐味なのかもしれませんね。

作品だけが芸術。ではなく、作品を展示する空間、ガラス、ライティング、空気、匂い、五感で感じるすべてが一つの作品を作り上げている。「美術館」と聞くだけで、敷居が高い…と感じるそんなアナタにこそ行ってほしい!沢山の作品の美しさやエネルギーが刺激になり、次は着物を着て、能楽堂で演能会を観たいな~と、少し大人になったユカとカナコでした。

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