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熱海 散歩で癒やされる休日:海・温泉・レトロ街歩きのすすめ

はじめに:海風と温泉の街、熱海でゆるりと歩く
東京から新幹線でわずか40分ほど。アクセス抜群の温泉地「熱海」は、明治~大正期から文人や芸術家にも愛されてきた日本有数の温泉リゾートです。
近年ではリノベーションされた古民家カフェやモダンな宿泊施設も増え、「ノスタルジック × おしゃれ」な街として若い世代にも再評価されています。
しかし、熱海の魅力は温泉だけではありません。海沿いを歩き、潮風を感じ、坂道で出会う小さな風景や喫茶店。
そんな“何気ない風景”の中にこそ、熱海 散歩の醍醐味があります。
本記事では、のんびり歩いて楽しめるコース、地元グルメ、文化・自然、撮影スポットなどをたっぷりご紹介します。
なお、日帰りで歩くモデルコースも網羅された情報は、熱海コンシェルジュの散策特集で確認できます。

熱海駅からスタート:平和通り名店街で地元グルメを味わう

熱海駅を出てすぐ広がるのが「平和通り名店街」。観光客と地元が交差するこの通りは、昔ながらの風情を残す老舗店が軒を連ねています。
散歩の起点としてぴったりのこのエリアで、まずは地元グルメを味わいながら歩き始めてみましょう。
おすすめの食べ歩きメニュー例:

また通りには、「家康の湯」という無料足湯スポットもあります。散歩の途中で疲れた足を癒すのに最適です。

海辺の散歩道:サンビーチから親水公園へ

商店街を抜けて坂を下ると、白い砂浜と静かな波が広がる「熱海サンビーチ」が見えてきます。
ビーチ沿いには遊歩道が整備されており、早朝の清々しい時間や夕暮れの穏やかな時間に散歩を楽しみたい人にぴったりです。
サンビーチ中央あたりには海を一望できる「サンデッキ歩道橋」があり、水平線や初島の眺めが映えるフォトスポットとして人気です。
ビーチからさらに進むと、「親水公園ムーンテラス」へつながります。白い石畳とアーチ型の構造が、まるで海外リゾートのような風景を演出。
朝焼けの時間帯は、海と空がピンクから青へとグラデーションする瞬間が見られることもあります。

熱海銀座商店街:レトロと新しさが交差する坂道

サンビーチから坂を少し上ると、賑やかな商店街「熱海銀座商店街」が現れます。
ここには、昭和の商店とセンスを感じるカフェ、雑貨店が入り混じり、歩いているだけで心がほどけるような時間を過ごせます。
おすすめスポット:

商店街の裏道には、昭和時代を思わせる銭湯の看板や古い木造旅館が見られ、歩くほどに熱海らしさが顔をのぞかせます。

来宮神社:生命の大樹と静けさの時間

熱海駅から歩いて約20分、緑豊かな参道を進む先には「来宮神社」が鎮座しています。
境内には樹齢2,000年以上といわれる大楠があり、その太い幹をゆっくり一周する人々の姿が絶えません。
「一周すると寿命が一年延びる」という言い伝えもあり、神秘的な空気が漂います。
参拝後は境内に併設された「茶寮 五色の杜」で、抹茶やわらび餅を味わいながら、木漏れ日の中でゆったりとした時間を過ごせます。

熱海梅園とMOA美術館:自然と美術を感じる散歩道

熱海には、自然とアートを同時に楽しめるスポットがあります。
冬から春にかけては「熱海梅園」で早咲きの梅が咲き誇り、梅の良い香りと花の色で春を感じられます。
秋には紅葉まつりが開かれ、紅葉狩りを兼ねた散歩も人気です。
また、坂の上にある「MOA美術館」は、海と山を見渡す絶景ロケーションに建ち、尾形光琳の名作「紅白梅図屏風」など多数の国宝・重要文化財を収蔵。
建物の回廊や屋外庭園も美しく、散歩と美術鑑賞を同時に楽しめるスポットです。
モデルコースも充実しており、車なしでも回れる散策プランが掲載されているのは、Travenueの日帰り熱海モデルガイドでも紹介されています。

フォトスポットを巡る:熱海の “撮り歩き” の楽しみ

熱海は写真を撮る楽しみが尽きない街です。
代表的な撮影ポイント:
– 夜のサンビーチライトアップ(海に映える青い光)
– 親水公園のムーンテラス(白いアーチと海のコントラスト)
– 銀座商店街のネオンサインとレトロ建築
– 来宮神社の大楠:幹の曲線が印象的な自然美
– MOA美術館から眺める相模湾と夕景
時刻や季節で風景が変化するので、同じ場所でも異なる表情を撮影できるのが魅力です。

散歩途中で味わいたい熱海グルメ

熱海散歩を彩るのが、街角のグルメ。
海沿いでは新鮮な魚介を使った海鮮丼や磯焼き。熱海港周辺には「魚ごころ季魚喜人」「磯丸」などの店が人気です。
銀座通りには、老舗洋食屋「スコット」「レストランフルヤ」も健在で、昭和の味を守り続けています。
甘党には「いちごBonBonBERRY ATAMI HOUSE.」がおすすめ。季節のいちごスイーツが並び、写真映えも抜群です。
お土産には「鯛せんべい」「わさび漬け」「熱海ばたーあん」など、地域色の強いものを選びたいところです。

歩いて巡る熱海散歩モデルコース(1日)

9:00 熱海駅 → 平和通り名店街で食べ歩き
10:30 家康の湯で足湯休憩
11:00 熱海サンビーチ散歩 → 親水公園ムーンテラス
12:30 銀座商店街でランチ・カフェ
14:00 来宮神社参拝・大楠めぐり
15:30 熱海梅園またはMOA美術館へ
18:00 港周辺で夕景散歩・夕食
徒歩中心でもゆったりと回れるコースなので、日帰りでも満足できる散歩旅が叶います。

散歩をもっと楽しむコツと注意点

まとめ:歩くたびに出会う、熱海の癒しと発見

熱海は単なる温泉街ではありません。歴史や文化、自然、グルメ、人の暮らしが交錯する場所。
坂道を歩き、海風を感じ、路地をのぞく――その一歩一歩に、新しい発見が待っています。
散歩目線でゆるりと歩くことで、温泉地のもう一つの顔が見えてくるはずです。
次の休日は、熱海の街を歩いて味わってみてください。きっと、心に残るひとときが待っています。

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