アユの展示

静岡県の川では6月1日にアユ釣りの解禁を行うところが多く、夏の風物詩となっています。
アユ（キュウリウオ科）　Plecoglossus altivelis　　分布：東アジア一帯
　アユは一年でその一生を終える「年魚」として知られ、秋頃に産卵を終えると命を落とします。
そして孵化した仔アユは寒い冬を越すために海に流されて、そこでプランクトンを食べて大きく成長をし、春先に河川に戻る生活史をおくっています。
河に上った稚アユは縄張り意識が強く、進入してきた相手に対して体当たりをするなど激しく威嚇します。この習性を利用した「友釣り」は各地に愛好者がおり、長い竿が川の両端に並ぶ光景は夏の風物詩になっています。漢字では「香魚」と書き、果物のスイカとも表現されるその独特な香りも楽しまれています。